先日「コーヒー粉の出がらしが虫除けに使えるらしい」という記事をお届けしまして、その除虫効果は不明なものの、コーヒー粉で香を焚く的な行為が面白くなってしまい、その後もいろいろな銘柄で試してみたわけです。「さすがに焦げくさいし、いがらっぽさが充満してるから屋内ではヤメレ」という苦情が入って終了したのですが、最後にアレで試してみたのでご紹介します。ジャコウネココーヒー、コピ・ルアクを焚いた結果です。
コピ・ルアクってなんじゃい?
コーヒー好きなら一度はその名を耳にしたことはあるでしょうし、飲んでみたいと思ったことはあるでしょう。名は「コピ・ルアク」。インドネシア語でジャコウネココーヒーを意味する言葉です(英語では Weasel Coffee)。ジャコウネココーヒー? 簡単に説明しますと、ジャコウネコの排泄物から採取したコーヒー豆を使ったコーヒーです! う、うげぇ~?
でも、このコピ・ルアク、得も言われぬ芳香を放つ、希少な銘柄なのです。ジャコウネコにコーヒーの実(コーヒーチェリー)を食べさせると、豆だけ未消化で排泄されます。その際、ジャコウネコ特有の腸内作用が要因なのか、豆に独特の香りがつくんです。これがもうほとんどカカオチョコ。チョコレートのような甘い香りを放ちます。出自を知らない人はこんな香りのコーヒーなら好きと喜び、説明すると飲んでくれなくなるコピ・ルアクさんです。
いや~、これが飲用に転じるまでにはちょっとした歴史があるようですが、それは割愛。コピ・ルアク、珍しいものではあるものの、コーヒー豆店で買うことは可能です。100グラム5,000円くらいする例がざらですかね。めっちゃ高価。でも、遊びに行った先の台湾でたまたま200グラム2,000円のコピ・ルアクを見つけたので買ってみることにしたわけです。これ、本物なんですかね?(ちょっと疑ったりしている)
う、う~~ん……?
そんなコピ・ルアクの出がらしを虫よけ香がわりにしてみることにしました(虫よけ効果があるのかは不明なままですが)。その行為のまとめを以下に!
- ちょっとだけ特有の甘い香りがしたけど、全体的にいがらっぽい
- 淹れる前の豆でも試してみたけど(もったいない!)、あまり変わらない
という、期待したほどのドラマは起きない結果に。他の銘柄でもそうですが、燃やす時間が長くなるほどいがらっぽさが強まってきて、とにかく「家ん中でやるもんじゃないな」という思いを強くした次第です。やはりアウトドアで使うにかぎる!(効果は不明だけど ←繰り返す)
以上、残念なレポートでした。火の取り扱いには十分にご注意ください m(_ _)m
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