業務スーパーのお酒では『芋焼酎 甕貯蔵黒麹仕込み』は掘り出し物のひとつかも。業務スーパー限定品という珍しい触れ込みの商品です。
味も香りもストレートにどっしり重め。それでいて、甕(かめ)で熟成させたというまろやかな風味のおかげで、飲み方次第では親しみやすいおいしさで付き合える一本なんです。
『芋焼酎 甕貯蔵黒麹仕込み』の価格・内容量は?
『芋焼酎 甕貯蔵黒麹仕込み』は1,042円(税込、税抜948円)で販売中。内容量は720ml。コスパ(単価)は100mlあたり約145円。本格焼酎としては平均的かと。
ちなみに業スー品だと『本格芋焼酎 黒嘉門』(1800ml・1,298円・約72円/100ml)という格安品もあります。
製造は「桜の郷酒造」
『芋焼酎 甕貯蔵黒麹仕込み』を製造・販売するのは桜の郷酒造。「無月」「赤魔王」といった銘柄で知られる焼酎蔵。酒販店などのプライベートブランド品も製造している企業のようです。
詳しい商品説明は見当たりませんが、ラベルにははっきり「業務スーパー限定品」とありますね。業スーPBではなく流通を業スーに限定した止め型品の位置づけでしょうか。
アルコール分は?
アルコール度数は25度。本格焼酎(単式蒸留焼酎、焼酎乙類)としては標準的な強さですね。ちなみにさつまいもは南九州産、米麹はタイ米を使用しているとのこと。
酒呑みが好む味だけど、芋焼酎入門にも推奨
ガツンと重厚な香りと鋭いキレがある、酒呑み向けの渋いおいしさです。飲みやすいお酒が好きな人には向かない……かと思いきや、ロックやお湯割りなら初心者でもいける味かもしれません。
コクと芳醇さが強くなる黒麹で仕込んであるためか、基本は芋のクセと相まったパンチのある甘旨さ。甲類焼酎や混和焼酎では出せない濃厚感です。無銘柄のそっけない商品名ながら、クリアさよりも芋の存在感を重視した本格系のバランスですね。
アルコールの角が立つので、ストレートで飲むのはキツめ。水割りや炭酸割りだと薄味になって魅力が弱まる感じ。ロックにすると輪郭のまろやかさが際立って、濃厚なまま親しみやすい味わいに変化します。
お湯割りにした場合、さつまいものふくよかな香りが全面に出て優しい味に。やや雑味があるので好みは割れそうですが、ロックかお湯割りで飽きずに飲めてこの価格なら、芋焼酎入門用としてもアリかと思います。
フルーティな香りなどの個性はなく、芋焼酎らしさだけで真っ向勝負した味。酒呑み的には手頃な本格系で普段飲みにちょうどよく、初心者的にも気軽に試せる選択肢に入る一品ですよ。
商品の評価と詳細情報
内容量 | 720ml |
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アルコール分 | 25% |
製造者 | 桜の郷酒造 |
原材料 | さつまいも(国産)、米麹(タイ産米) |