業務スーパーのオリジナル赤ワインだと、『ビオ・デル・ムンド オーガニック レッド』はちょっと扱いに困る一品かもしれません。
有機栽培ぶどうを使ったスペイン産の自然派ワイン。オーガニック特有のわざとらしさがない味わいは悪くないけど、妙にべたつく渋みが続いて飲みづらさも感じるクオリティとなっています。
『ビオ・デル・ムンド オーガニック レッド』の価格・内容量は?
『ビオ・デル・ムンド オーガニック レッド』は657円(税込、税抜598円)で販売中。内容量は1000ml。注ぎ口にキャップが付いたテトラパックの赤ワインです。
原産国はスペイン、輸入・販売は神戸物産フーズ(業スーを運営する神戸物産のグループ会社)。スペインのBodegas Yunteroというワイナリーが製造する商品のようです。
コスパ(単価)は100mlあたり約66円。業スーオリジナルの赤ワインは『クリスタリンダ プレミアム エクストラオーク カルメネーレ』(750ml・547円・約73円/100ml)などもあります。グラム単価では本品のほうがお得な選択肢ですね。
アルコール分は?
アルコール分は12%。一般的な強さです。アルコール分記載の横には「ユーロリーフ」がありますね(EUの有機農業規則に従って生産されたオーガニックワインであることを証明するマーク)。
ちなみに産地やワイナリーに関する詳しい情報は明記されていませんが、フルボディ(渋みや重厚感が強い味)寄りの仕上がりであることは記載されています。
すっきり素直な味だけど渋みが舌に残りやすい
素直な酸味と刺激感が立った味わい。普通に飲めるは飲めるけど、タンニンの渋みがやけに強調されているのが人を選ぶかと。正直に言いますと、価格なりの商品です。
まずアルコールのツンとくる感じが来たあと、カシス系の控えめな香りが広がって、穏やかにまとまる風味。少し当たりはきつい一方、全体の輪郭がすっきりと軽い印象なので、最初のうちはすいすい飲み進められます。
自然でドライな飲み味は、白ワインの姉妹品『ビオ・デル・ムンド オーガニック ホワイト』に似てるかも……と思いきや、徐々にタンニンの渋みがぐっと強くなってきて、口の中がギシギシするような感覚が続きます。
果実味やコクが薄いためでしょうか、酸味と渋みばかりが際立つアンバランスな味わいです。フルボディらしい重厚さが足りない感じ。安くても光るところがあるタイプではなく、典型的な安ワインといった没個性感が否めません。
マズくはないけど、あえて飲みたい気分にもならない、なんとも半端な味わい。節約用には向いているので、同価格帯の赤ワインも試しつつ検討してみてください。
商品の評価と詳細情報
内容量 | 1000ml |
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アルコール分 | 12% |
原産国 | スペイン |
輸入者 | 神戸物産フーズ |
原材料 | 添加物:酸化防止剤(亜硫酸塩) |