業務スーパーで販売されている『国産親鶏中抜』をご存じでしょうか。
頭部や内臓を取り除いて冷凍された鶏が丸ごと1羽入り。思わずスモークチキンなどに使いたくなる豪快な見た目ですけど、身は硬く締まっており、可食部はかなり少なめ。解体の手間もかかりますし、一般家庭で買うのはおすすめできない一品です。
目次
ヤマショウフーズ|国産親鶏中抜|340円
業務スーパーでは340円(税込、税抜315円)で販売中です。頭部、内臓、羽の部分を除去した親鶏が1羽で約800g。コスパ(単価)は100gあたり約43円。ヤマショウフーズが加工・販売する業務向けパッケージです。
食べるまで手間がかかる……
飲食店が出汁を取る用途の安価な丸鶏。冷蔵庫に数時間置いて解凍したあと、自分で解体する必要があります。サイズや肉付きには個体差がありますけど、基本的に身は小さい傾向。もも肉もむね肉も控えめなボリュームです。排卵目的の親鶏なので、普通の鶏肉に使われる若鶏などに比べると身が硬く締まっています。
どんな味?
ゴロッとして火が通りづらいので、酒蒸しなどでしっかり加熱するのがおすすめ。
けっこう硬めの歯ごたえながら、若鶏よりも旨味が濃く、ちゃんと調理すれば普通にいただけるクオリティです。ただ、解体する手間と釣り合っているかは微妙。慣れていないと大変ですし、丸焼きにしてもご馳走感はイマイチ。あえて一般家庭で買う理由は見当たりません。
もちろん、ガラを煮込んで出汁を取る用途にはバッチリ。2~3時間じっくり加熱すれば、濃厚な旨味のスープが取れます。スープにこだわってラーメンを作りたい時にはアリ……かと思います。
特徴をまとめると以下のようになります。
- 内臓などを取り除いた国産親鶏が丸ごと1羽入った冷凍鶏肉
- かなり安価ながら可食部は少なく、歯ごたえと旨味の濃さを楽しむタイプのお肉
- 優しく濃厚な出汁が滲み出て、スープ作りに使うぶんには悪くない
- 解体の手間をかけられるなら買ってOKだけど、あえて一般家庭でチョイスする理由は薄い
商品の評価と詳細情報
国産親鶏中抜
内容量 | 800g |
加工者 | ヤマショウフーズ |
原材料 | 親鶏 |