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業スーにある粉末デミグラはどうなの? 『昔ながらの懐かしいデミグラスルウ』の使い道を探ってみた

業務スーパーにある『昔ながらの懐かしいデミグラスルウ』、ちょっと買いづらい商品ですよね。デミグラスソースってそこまで頻繁には使わない食材ですし、1キロは多すぎるかんじ。

お味もちょっと個性的で、香りよりもまったりしたコクが強いタイプ。あまり使い勝手はよくないものの、ハッシュドビーフやハヤシライス用には悪くないクオリティですよ。

目次

『昔ながらの懐かしいデミグラスルウ』の価格・内容量は?

『昔ながらの懐かしいデミグラスルウ』は業務スーパーでは718円(税込、税抜665円)で販売中。内容量は1kg。製造・販売は甘利香辛食品。

デミグラスソースの粉末状ルウというわりと珍しい商品です。コスパ(単価)は100gあたり約72円。一般スーパーだとデミグラスソースは120円/100g程度。自分で作る手間はかかりますけど、安めではあります。

ちなみに姉妹品として『昔ながらの懐かしいカレールウ』(1kg・415円)などもラインナップされています。

水と一緒に混ぜながら煮立てるだけ

パッケージ裏の調理例によると、鍋に本品1袋すべて(1kg)と水(5000ml~6000ml)を入れ、焦がさないようかき混ぜながら煮立てればOKとのこと。1皿20gと考えて、50皿分のボリュームになるようです。業務用を想定した作り方ですね……。

通常の分量に換算すれば、本品100gに対して水500ml~600mlを目安に溶かせばよいことになります。水量が少ないとダマになって残りやすいので、気持ち多めにするのがちょうどいい印象です(700mlくらい)。

旨みは濃いけど香りが曖昧で不思議なバランス

本品を溶かしたあと、そのまま牛肉や野菜を入れて追加で煮込めば、デミグラスビーフシチューが作れます。ただし、一般的なデミグラスとは微妙に方向性が異なるため、ほかの調味料による調整が必須になるかと。

ブラウンルウの穏やかな香りをベースに、マーガリンの旨みやトマトパウダーの酸味をプラス。まろやかな甘旨感です。フォンドヴォーやワインの風味は弱く、どこか素朴な濃厚感ですね。

タイムやシナモンなどのスパイス類を多く使っており、香り自体はなくもないのですが、ウスターソースっぽいコクに埋もれがち。「昔ながらの懐かしい」という商品名どおり、レトロな洋食店で食べるハッシュドビーフのような趣があるんです。

色合いも普通のデミグラスより薄め。本格感はありませんけど、妙に白米がすすむ味です。牛肉をたっぷり入れてハッシュドビーフやハヤシライスにするぶんには、あまり調整せずとも美味しく食べられます。

煮込みハンバーグやオムライスに

香りの輪郭が曖昧なので、ソースベースやシチュー用途に使うとピンときません。煮込みハンバーグやオムライス用には一応アリかな、というぐらい。正直、活用度は低いと言わざるを得ません。

賞味期限は未開封で半年強。使い切るのに苦労する部類に入る商品ですね。ひと工夫する前提でチョイスしてみてください。

カロリーは?

『昔ながらの懐かしいデミグラスルウ』は100gあたり446kcal(炭水化物 60.5g、食塩相当量 9.5g)。1皿あたり20gと考えて、100g=5皿分の数値です。参考程度にどうぞ。

商品の評価と詳細情報

昔ながらの懐かしいデミグラスルウ
総合評価
( 3 )
スクロールできます
内容量1kg
カロリー100gあたり446kcal(たんぱく質 7.3g、脂質 19.4g、炭水化物 60.5g、食塩相当量 9.5g)
製造者甘利香辛食品
原材料小麦粉(国内製造)、調整ラード、砂糖、食塩、デキストリン、トマトパウダー、マーガリン、調味料、パプリカ、オニオンパウダー、ガーリックパウダー、ココアパウダー、コーンフラワー、黒胡椒、陳皮、ジンジャー、セロリーシード、メース、ローレル、オレガノ、クローブ、セージ、タイム、シナモン/調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、酸味料、(一部に小麦・乳成分・大豆・牛肉・豚肉・ゼラチンを含む)
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