大ボリューム業務用食材のみならず、輸入食品にも思わぬ掘り出し物がある業務スーパー。今回気になったのは、レトルトのインド直輸入豆カレーシリーズ。バターチキンカレーとかに比べてこれぞインド料理!って感じで馴染みが薄いですが、どんなお味なのでしょうか。『チャナ・マサラ』『ダル・フライ』『ダル・マカニ』の3種を食べ比べました!
① ひよこ豆のスパイシーカレー チャナ・マサラ
オススメ度:★★★★☆
スタッフB:インド料理に馴染みはなくとも、まだ一度は聞いたことがあるような気がするチャナ・マサラ。300gの1.5人前大盛りサイズで155円となかなかお得なお値段です!
スタッフA:カロリー表記はナシで、調理方法はレンジ(500W約4分)か湯煎(約6~8分)。チャナマサラは豆メインで汁気が少ないものも多いですが、本商品はがっつりボリュームのひよこ豆とスパイスのきいたカレーが両方たっぷり! レトルトパウチとしてはなかなかスゴいボリュームな気がします。
スタッフB:一口いくと、ひよこ豆のホクホク食感がほっと落ち着くような美味しさ! 辛さは控えめで、スパイスの香りは複雑ながらクセや尖りはなく、さっぱり優しくまとまった風味がインド料理なのにすごく食べやすいです。
スタッフA:豆とトマトの旨味にガーリックもさりげなく効いて、ピリピリくる丁度良い辛味がgood。他の2商品に比べるとスパイスも爽やかな風味に寄せた印象です。インド料理の強い辛味やクセが苦手な人でも全然食べ疲れしないので、初心者なら一度は試してみてほしい一品かも!
② レンズ豆の煮込みカレー ダル・フライ
オススメ度:★★★★★
スタッフB:小粒なアルハール豆、ひよこ豆、グリーンレンズ豆と一緒に煮込んだカレーです。同じく300gですが値段は若干上がって185円。でもこの直輸入の味と量でこの価格帯って結構スゴいですね……
スタッフA:程良くとろみのあるカレーの中に、微妙に大きさと食感の異なる小粒な豆類ががっつり入ってます。豆は全体に柔らかく、カレーと共にトロトロな煮込み感アリ。この食感、結構たまらん美味しさです!
スタッフB:こちらはチャナマサラよりも比較的強い、けれども激辛感はなく爽やかな辛味が特徴的かも。そこまで強烈なコクはないのに、元気に立ったスパイスの風味と豆類の旨味がしっかり支えて、さっぱりかつ深い辛旨感にまとまってます。
スタッフA:当たりはそう強くないけど、後からじわじわきて汗かくタイプの辛味。他の2商品に比べてスパイスの複雑な風味が一番しっかり感じられるうえにクセも少ないし、これはイチオシです!
③ 黒レンズ豆のクリーミーカレー ダル・マカニ
オススメ度:★★★★☆
スタッフB:バターと生クリームを使用した、マイルドな味わいが特徴だという豆カレー。インド料理店で名前は見たことはある、かも? 300g入りで価格は155円です。
スタッフA:豆類が溶け込んだドロっととろみが強いルーの中に、小粒な黒レンズ豆と大粒な赤インゲン豆が混じった楽しい食感! こちらも辛味はチャナマサラと同じく控えめですが、なにより特徴的なのは後味に効いてくるチーズのようなツンと尖った風味。
スタッフB:カレーだけで食べると、「インド!」って香りがする! 他のふたつが癖なく食べやすい味付けで油断してましたが、これはちょいとエスニックなクセを感じます。豆の量がしっかりしてるのでライスなしでもボリュームがありますが、白米と合わせないと個人的にはクセが強すぎるかも。
スタッフA:バター&クリームのまったりしたコクとスパイスの香りがあわさって、マイルドなのにパンチが強いという独特さは確かにあるかも。自分は全然アリな部類で、キツい場合はライス多めに調整すると良さそうです。濃厚な旨味はバツグンなので、エスニック好きならコレ一択でしょう!
スタッフB:今回はどれも甲乙付け難く、3種ともかなりレベルが高い美味しさ。インド料理初心者ならチャナ・マサラ、味の完成度ならダル・フライ、ハードなアジアンテイストならダル・マカニ、という感じでしょうか。
スタッフA:155円~185円の価格でこの大盛りサイズと本格的なテイストだと、相当コスパ良好な気がします。辛味もクセも控えめで輸入モノが苦手でも試しやすい、ハズレなしのシリーズと断言します!