業務スーパーで販売されている『牛やわらかサイコロステーキ』をご存じでしょうか。
オーストラリア産の牛肉を使用した冷凍成型肉です。こってりしたオイリーさとフニャッと柔らか食感で、かなりクセの強い食材。以前にご紹介してから時間が経ったので、あらためてお味と使い勝手をチェックしてみました。
価格・内容量は?
冷凍肉食材コーナーで見かける『牛やわらかサイコロステーキ(牛肉成型肉)』は599円(税込、税抜555円)。内容量は500g。製造者はミート丸真あさぎり工場、販売者は神戸物産。
最近の価格は?
『牛やわらかサイコロステーキ(牛肉成型肉)』は徐々に値上げを繰り返している商品です。mitok[ミトク]ではたま〜に最新価格をチェックしているのでご参考にどうぞ。
チェック日 | 参考価格 | 備考 |
---|---|---|
2017年09月 | 579円(約116円/100g) | 500g |
2021年07月 | 599円(約120円/100g) | 500g |
2024年01月 | 743円(約149円/100g) | 500g |
成型肉とは?
成型肉とは、細かいくず肉や内臓肉を結着剤で固めた食肉(結着肉)を指します。サイコロステーキに限らず、成型肉は安価な肉惣菜で見かけますね。同じく業スーの『牛やわらか焼肉』もそのひとつです。
調理方法は?
調理はフライパンで中心部まで加熱するだけ。
ただしサイコロ状で転がしにくいので、六面すべてにしっかり焼き目をつるように注意したいところ。地味に手間がかかります。しかも脂身が溶けて大量の油が滲み出るので、加熱中の激しい油ハネにも注意が必要です。
だいぶ脂っこい……?
軽く油を切ってもこってりオイリーな口当たり。密度感に欠けるフニャッと柔らかな食感です。
正直、加熱時の手間と食感のジャンクさで言えば、業スー冷凍肉のなかでもワースト級。以前(2017年)に食べたときの記憶と比べても改善されたとは言いがたいですね。
醤油とガーリックが効いた味付けと、牛肉の旨味はわりと濃厚。おかず度だけは及第点です。
それでも調理の手間などを込みで考えると、手が伸びづらい感じ。柔らか食感と濃厚系の味わいが好みなら一応アリ、ぐらいのポジションですね。
ステーキ丼に……する?
考えられるメニューは、とりあえずステーキ丼でしょうか。旨味が濃いので白米はバッチリ進みます。ただ先述したとおりの食感なので、食べ応えを求めるとちょっと寂しい感じもしますね。
カレーの具にいいかも
ステーキ丼で物足りなかった場合、オススメなのはカレーの具材にしちゃうこと。それこそ業務スーパーで売られている格安の具なしレトルト、『おとなの大盛りカレー』シリーズにぶち込んで激安ビーフカレーにしちゃうのは良さそう!
一人暮らしの大学生の男メシなんかにはバッチリですし、コスパ最重視のお肉選びの際は購入候補に入れてみてはいかがでしょうか!
* * *
特徴をまとめると以下のようになります。
- オーストラリア産の牛肉を四角く成型した冷凍サイコロステーキ
- 以前と比較して原材料表示などは変わっておらず、味と食感のジャンクさも相変わらず
- あえてアレンジするなら、後味のクドさをカバーするために野菜とあわせるのがおすすめ
- 冷凍成型肉で選ぶなら『牛やわらかサーロインステーキ』などのほうが無難
カロリーは?
気になるカロリーも確認しておきましょう。
公称値は100gあたり285kcal(たんぱく質 17.3g、脂質 21.6g、炭水化物 2.3g)、脂質が多いタイプです。丼めしにするなら、本品を約70g(約201kcal)とごはん1杯(200g=約290kcal)を合わせるくらいがちょうどいいかも。
商品の評価と詳細情報
内容量 | 500g |
---|---|
カロリー | 100gあたり285kcal(たんぱく質 17.3g、脂質 21.6g、炭水化物 2.3g、食塩相当量 1.0g) |
製造者 | ミート丸真あさぎり工場 |
販売者 | 神戸物産 |
原材料 | 牛肉(オーストラリア産)、麦芽糖、でん粉、食塩、粉末卵白、スパイス調味料(食塩、胡椒、ガーリック粉末、醤油、パプリカ、レッドベルペッパー、唐辛子、オニオン粉末)、植物油脂/トレハロース、焼成カルシウム、酸味料、調味料(アミノ酸等)、(一部に小麦・卵・大豆・牛肉を含む) |