業務スーパーで冷凍魚介を風味重視でチョイスするなら、『カナダわかさぎ』は有力な選択肢に入りますね。
カナダ原産のわかさぎ(キュウリウオ)です。ワタ(内臓)の苦さと繊細な旨みが混じり合う、あっさり系の上品な味わい。ちょっと調理しづらさがある食材ですけど、活用しがいのあるおいしさですよ。
『カナダわかさぎ』の価格・内容量は?
業務スーパーにて408円(税込、税抜378円)で販売中。2022年3月現在のセールでは375円(税込)に割引中です。内容量は500g、カロリーなどの栄養成分表示は未記載。神戸物産がカナダから輸入・販売するプライベートブランド品。
最近の価格は?
『カナダわかさぎ』の値動きをまとめてみました。mitok[ミトク]ではたま〜に最新価格をチェックしているのでご参考にどうぞ。
チェック日 | 参考価格 | 備考 |
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2019年10月 | 321円(約64円/100g) | 500g |
2022年03月 | 408円(約82円/100g) | 500g |
2024年06月 | 473円(約95円/100g) | 500g |
2024年6月追記)現在は473円(税込)。2019年から比較すると47%ほど値上がりしています。
コスパ(単価)は100gあたり約95円。最近あまり見かけませんけど、ロシア原産の『わかさぎ』(500g・321円・約64円/100g)もラインナップされています。
調理方法は?
別容器に移して冷蔵庫などに1時間ほど置き、半解凍してからレシピに応じて加熱調理しましょう。完全解凍するとドリップが大量に出て旨味が落ちてしまうので要注意。ちなみに煮付けや甘露煮なら冷凍状態のまま加熱しても問題ありません。
どんな風味? クセはない?
あっさり淡白な旨みのなかに、特有の繊細な風味を感じる味わい。手軽な煮付けでも十分おいしく仕上がりますけど、天ぷらや唐揚げにするといっそう香りが際立ちます。
一方で、ワタ(内臓)の苦味もはっきりと感じるバランス。好きな人なら問題ありませんが、若干のクセがあります。やや小さめのサイズ感、ほのかに小骨のパリパリした歯ざわりがある食感を含めて、素材の品質は以前とほとんど変わっていませんね。
マリネや南蛮漬けで濃いめに味付けしても美味です。
気になる欠点は、加熱時に腹が裂けたり、揚げ調理時に爆発しやすいこと。煮付ける場合は弱火に抑え、揚げる場合はしっかり水分を拭き取ってから使う必要があります。
揚げ調理時にちょっと注意する点はあるものの、天ぷらや唐揚げにすればストレートに立った風味を楽しめます。
佃煮や甘露煮にした場合、甘味と苦味の両方が強い味になり、多少好みは分けそうですね。マリネや南蛮漬けにもピッタリですし、レシピの活用度とコスパもあわせれば、なかなか便利な魚介食材かと思います。
レシピの幅は広いものの、使い方にはコツがいる一品ですね。
特徴をまとめると以下のようになります。
- カナダ原産のわかさぎを冷凍加工した魚介食材
- あっさりした旨みと香りに肝の苦味が続く、クセはあるけど繊細な味わい
- 半解凍以外の下処理は不要だけど、鮮度によっては身が崩れやすいので要注意
- 子持ちわかさぎのふっくら食感が好みなら『わかさぎ』がおすすめ
商品の評価と詳細情報
内容量 | 500g |
原産国 | カナダ |
輸入者 | 神戸物産 |
原材料 | キュウリウオ |