業務スーパーでとにかく安くお酒を買うなら『菊川の鬼ころし』でしょう。2リットルで602円。割安なものが多く揃った業スー酒類のなかで見ても激安クラスの一品です。
醸造アルコールに糖類などを加えた合成清酒でして、普通の日本酒に比べると雑味の多い味わい。価格相応といった側面もあるものの、好みに合えば節約用に重宝しますよ。
『菊川の鬼ころし』の価格・内容量は?
『菊川の鬼ころし』は602円(税込、税抜548円)で販売中。内容量は2000ml。製造・販売は岐阜県各務原市にある菊川(業スーを運営する神戸物産のグループ会社)。
コスパ(単価)は100mlあたり約30円。一般スーパーだと大容量の合成清酒は安くて40円/100ml程度。文句なしの安さと言ってよいかと。
ちなみに業スー品だと普通酒の『清酒 菊川』(2000ml・734円・約37円/100ml)などが、本品に次ぐ格安級のパック酒に挙げられます。
おすすめの飲み方は?
アルコール分は14度以上15度未満。味わいは超辛口とのこと(詳しい日本酒度などは未記載)。飲み方は冷酒か上燗・熱燗が推奨されています。
カッとくる刺激感が魅力的かつ好みを選ぶ
しっかりした甘さのあとに来る、酸味とアルコールの力強さ。冷やしても温めてもいけますが、喉のあたりがカッとなるような強烈な辛口感が、個性でも欠点でもある味わいですね。
甘さの質は芳醇寄り。まったりした厚みのある味わいで、バナナのような香りも軽く立ちます。醸造アルコールと添加物に由来するものか、濃厚だけど雑味もあって見通しが悪いタイプの風味ですね。
アルコールの刺激と一緒にグッとキレる後味。あまり爽快さはなく、同じほど強い甘味と酸味があわさったパンチの余韻を感じます。ちびちび飲めば気になりませんが、一気に含むと喉が軽くひりつくような感覚が残りますね。
飲みづらさはあるけどしっかり酔える
総合的にみて、クセはあるけど不味くはありません。どことなく酔いの回りも早く感じます。雑味を許容できるかどうか、独特の刺激感がハマるかどうかで評価が分かれるかと。
熱燗だとキツさがあるので、冷酒か上燗がちょうどよさげ。香り立ちは飲み方にあまり左右されない印象。どうしても慣れない場合はロックにして薄めるのもおすすめです。
本品に比べると『清酒 菊川』はまろやかに広がる透き通った味に感じます。他の商品よりも飲みづらいのは確か。それでも、安さと飲みごたえに魅力を感じるなら試してみてほしい一品ですね。
商品の評価と詳細情報
内容量 | 2000ml |
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アルコール分 | 14度以上15度未満 |
製造者 | 菊川 |
原材料 | 醸造アルコール(国内製造)、糖類、米(国産)、米こうじ(国産米)、食塩/調味料(アミノ酸等)、酸味料、香料 |