業務スーパーにある『昔ながらの懐かしいホワイトルウ』。ホワイトソースの粉末状ルウという珍しい商品でして、コスパが良いぶんクセも強めの食材となっています。
小麦粉とマーガリンのまろやかな香りを、わりと濃いめのスパイス感で下支え。クリームシチューなどの様々なレシピをざっくりした濃い味で用意できる一品ですよ。
『昔ながらの懐かしいホワイトルウ』の価格・内容量は?
『昔ながらの懐かしいホワイトルウ』は543円(税込、税抜503円)で販売中。内容量は1kg。製造・販売は甘利香辛食品。
コスパ(単価)は100gあたり約54円。一般スーパーだとホワイトソースは120円/100gぐらい。本品は溶かして使うタイプなので、コスパは単純比較できませんが、安価であることは確かです。
ちなみに業スーにも液状の『ホワイトソース』(1kg・398円・約40円/100g)がラインナップされてます。手間なく使いたい場合はそちらのほうが便利ですね。
水か牛乳で溶かして煮込むだけ
パッケージ裏には、本品1袋すべて(1kg)を水または牛乳(6000ml)で溶かして、好きな具材を煮込むレシピが記載されてます。1皿20gと考えて50皿分とのこと。業務向けの説明すぎて参考にしづらい……。
通常の分量でいえば、本品100gに対して水か牛乳を600mlほど加えて溶かせばOKです。牛乳を使うほうがコクが深まりますが、水でも十分濃いめになるので、どちらにするかはお好みで。
この「昔ながらの懐かしい」シリーズはどれもそうですが、かなり溶けづらくてダマになりやすいので、水はやや多めの700mlぐらいにして作ってもよいかと。
そのままシチューになるまったり濃い味
クリームは入っていないため、厳密にはベシャメルソース。マーガリン使用なのでバター風のコクも穏やかです。それでも味付けを足さずにシチューとして成立する、濃厚な味わいが特徴ですね。
落ち着いた甘さにガーリックの旨みが続き、セロリシードやローレルなどのスパイスも後味にしっかり漂うかんじ。牛脂やラードで下支えされているせいか、妙にどっしりとしたまろやかテイストにまとまっています。
白胡椒の香りに軽い塩味のアタックが伴っていまして、これのおかげで塩こしょうを足さずとも料理が濃い味に感じられるようです。妙に塩が立っていて、苦手な人もいそうではありますが。
クリームパスタやパングラタンにも
余ったらトマトクリームパスタに使うのがおすすめです。本品を溶かしたソース(150g)にカットトマト缶(半量)とおろしにんにく(小さじ1)を加え、好きな具材と一緒に温めたら、パスタ(200g)に絡めるだけ。爽やかかつコクのある一皿に仕上がります。
パングラタンも手軽ですね。食パン(1枚)、ブロッコリー(4個)、本品を溶かしたソース(200g)、ピザチーズ(50g)の順に耐熱皿へ敷き詰めたら、オーブントースターで12分ほど加熱するだけ。さくっと満腹感が出せるレシピです。
調理時のダマになりやすさと塩味の主張が許せるなら買ってOK。この二点のせいで使いづらいと言わざるを得ませんが、水量を多くすれば対処できますし、コスパ重視派にも悪くない選択肢ではありますよ。
カロリーは?
カロリーも確認しておきましょう。『昔ながらの懐かしいホワイトルウ』は100gあたり453kcal(炭水化物 59.3g、食塩相当量 10.0g)。
大さじ1杯(15g)だと約68kcal、食塩相当量は1.5gになります。やはり塩分が少しあるので、注意して使いたいところですね。
商品の評価と詳細情報
内容量 | 1kg |
---|---|
カロリー | 100gあたり453kcal(たんぱく質 8.6g、脂質 20.1g、炭水化物 59.3g、食塩相当量 10.0g) |
製造者 | 甘利香辛食品 |
原材料 | 小麦粉(国内製造)、牛脂、食塩、砂糖、調整ラード、脱脂大豆粉、マーガリン、脱脂粉乳、オニオンパウダー、ガーリックパウダー、乳等を主原料とする食品、白胡椒、ジンジャー、コーンフラワー、セロリーシード、ローレル、ターメリック/調味料(アミノ酸等)、乳化剤、酸化防止剤(トコフェロール)、香料、カロチン色素、(一部に小麦・乳成分・大豆を含む) |