コストコでは、七面鳥を1羽まるごと使った『冷凍ターキー』が販売されています。解凍してオーブンでじっくりローストすれば、クリスマスパーティのごちそうのできあがり!
…ですが、それだけでは終わらない。食べ終わった後に残った骨。これを煮込めば、おいしいスープが取れるんです。そこで今回は、ターキーのガラを使ったスープの作り方をご紹介しましょう。そのスープでいただくラーメンは絶品ですよ!
ローストターキーのガラを使ってスープを作る
コストコで販売されている『冷凍ターキー』をローストしておいしくいただく方法は、前回紹介しました。オーブンでじっくり焼き上げるとこのように仕上がります。
ターキーの丸焼きを切り分けていくと、けっこうたくさんの肉が取れました。
そして、切り分けた後に残るのが骨。こちらもけっこうな量になります。よいダシが取れるので、捨ててしまうのはもったいない! ぜひ、煮込んでスープを作りましょう。
大きな鍋にガラを入れ、さらに、前回取っておいたターキーの首の肉も投入。コンロで火にかけます。
沸騰してきたら、玉ねぎ、人参をまるごと投入。さらに煮込んでいきます。ほかに、お好みでネギや生姜などを入れてもいいでしょう。それにしても、ターキーのガラからは、アクがほとんど出ませんね~。それだけ脂が少ないってことなんでしょうね。
6時間ほど炊いた状態がこちら。人参が崩れ、玉ねぎがバラバラになりました。スープは白濁というよりは、ちょっと茶色がかった濁り色。これで完成です!
淡白だがうまみ深……
できあがったスープは、漉し器などを使ってガラや野菜のかけらを取り除きます。
このスープ、うまみがしっかり出ていますが、ターキーのクセはそれほど感じず、飲みやすい! また、にんじんや玉ねぎの風味が溶け込んでおり、ベジポタっぽい味わいです。
今回、特に調味料は入れていませんが、ローストする際に擦り込んでおいた塩コショウで十分に味がついています。
ラーメンスープを作ってみる
このスープを使って、ラーメンを作りました。市販の袋生麺を入手(塩ラーメン系がおすすめ)し、付属のスープの素をターキースープで割り、香味油をたらします。そこに茹で上げた麺を入れて、白髪ねぎ、ターキー肉のスライス、糸唐辛子をのせればできあがり。
これが非常においしい! 淡白で脂っこさはほとんどありませんが、うまみが深く、麺との相性もバッチリです(香味油の風味を効かせるのは大事)。にんじんや玉ねぎのほのかな甘みも、おうちラーメンっぽさがあって好感触。そして、白髪ねぎのシャキッとした食感とさわやかな味わいが、抜群のアクセントになっています。糸唐辛子による軽い辛みもちょうどよい加減。
また、スライスしたターキー肉をのせるのも正解ですね。スープに浸すことで、パサパサ感が解消されてジューシーに! スープもターキー由来なので、当然ながらよく馴染みます。ローストの際に感じた不満点が解消されて、七面鳥の魅力を満喫できました。「七面鳥はスープを取ってからが本番」といっても過言ではありません!
そのほか、スープの楽しみ方としては、冷凍うどんを放り込んで煮込むだけでもOKです。水炊きのおつゆとして使ってもいいですね。白菜をおいしく食べられますよ~。
というわけで『冷凍ターキー』は、まずはオーブンで丸焼きにしてパーティを盛り上げ、おいしくいただくためにスープを取るという、2段構えの利用がおすすめです!