コストコで販売されている『ペーパータオル 12ロール』はご存知でしょうか。
アメリカ製の巨大なペーパータオルです。無地なので、食材を洗ったあとに水分を取ったりする用途にも安心して使えます。コストコでは売れ線の定番商品ですが、コスパはどうなのでしょうか? そこで、スーパーで買えるものと比較してみました。
コストコ|ペーパータオル 12ロール|2,498円
こちらがコストコPB・カークランドシグネチャー印の『ペーパータオル 12ロール(PAPER TOWELS 12ROLL)』(品番:580517)。お値段は2,498円(税込、税抜2,271円)です。1ロールあたりは約208円という計算になります。さらに言えば、1カットあたりは約1.3円ですね。
2枚重ねになっていますが、1枚あたりがけっこう薄めです。エンボスは繊細な模様で、手触りがなめらかと、高級感のある仕上がりです。ただ、引っ張りには強くなく、けっこう簡単に破れてしまいます(水分を吸うとさらに弱まる)。濡らした状態での繰り返し使用には向いていません。
KS『ペーパータオル』のコスパを調べてみた
写真左がコストコのKS『ペーパータオル』で、1カットの寸法は279mm×177mm。写真右は、日本のスーパーのPBペーパータオル(1ロール1カット228mm×220mm)に比べると、幅がありますね~(61mm長い)。その分、1カットは短くて、細長い形状になっています。実際のところ、コスパはどうなのでしょうか? そこでスーパーやドラッグストアを数件巡り、ペーパータオルのサイズと価格を比較してみました。
- コストコ KS ペーパータオル……500cm2あたり1.32円
- コストコ バウンティ ペーパータオル……500cm2あたり2.93円
- スーパーB PBキッチンタオル……500cm2あたり0.74円
- ドラッグストアC PBキッチンタオル……500cm2あたり0.62円
商品によって1カットの寸法がまちまち。そこで、同じ面積(500cm2)あたりのお値段を算出しました。すると、コストコのKS『ペーパータオル』は1.32円。これは、一番安かったドラッグストアCのキッチンタオル(0.62円)と比べて、2.1倍も割高です(ちなみに、バウンティ『ペーパータオル』の2.93円は最安キッチンタオルの4.7倍となる)。というわけで、コストコのKS『ペーパータオル』は、コスパ的にはあまり優位性がありません。それ以外の使い勝手などに目を向けたうえで、購入判断をしたほうがよいでしょう。
※バウンティ『ペーパータオル』のサイズを正しい数値(297mm×149mm)に修正しました(2020年9月22日)。
大きさを活かした使い方が強みになる
KS『ペーパータオル』の吸水力は、普通レベルといったところ(『バウンティ ペーパータオル』のほうが吸水力が高い)。もちろん、こぼした液体を吸い取るには十分な性能です。その際、数カット分を一気に使うのがおすすめ。大判であるメリットを活かしてこそ、本品の強みが際立ちますよ。
無地なので、色移りを心配する必要がなく、洗った食材の水分の吸い取りや、揚げ物の油切りにも使えます。そのほか、食器やテーブルを拭いたり、コンロ周りの掃除などにも利用可能です。
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KS『ペーパータオル』は、大判であることを活かした使い方ができるのは便利です。食材をすっぽりと包み込んだり、数カット分重ねて、こぼれた液体を一気に吸わせたりする際の安心感が違いますね。ただ、性能的には普通レベルで、バウンティ『ペーパータオル』のような個性はありません。なので、コスパを重視するならば、近所のスーパーでPB商品を購入したほうが無難ですよ。
商品の評価と詳細情報
品番 | 580517 |
内容量 | 2枚重ね160カット×12ロール |
シート寸法 | 279mm×177mm |
原産国 | アメリカ |
輸入者 | コストコホールセールジャパン |