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コストコの『ティラピア切り身』はクセつよ魚食材なの? ムニエル調理で風味・食感を確かめてみた

コストコの冷凍魚介コーナーで見かける『ティラピア切り身』、あまり聞き慣れない魚というか、テレビなどで代用魚としての話題に触れてはいても、食べる気までにはなれないというか。

でも、これムニエルにするととてもおいしいです。海外で盛んに養殖されている淡水魚「ティラピア(ナイルティラピア)」の冷凍フィレ、悪くないですね!

目次

『ティラピア切り身』の価格は?

こちらがコストコの冷凍食品コーナーで販売されている『ティラピア切り身(FARMED TILAPIA LOINS)』(品番:417370)。

コストコPB・カークランドシグネチャー(KIRKLAND Signature)印の商品で内容量は1.13kg、お値段は2,678円(税込)です。

購入したものには9切れ入っていまして、コスパ(単価)は100gあたり237円、1切れ(126g前後)あたり298円となります。

本品は、インドネシアで養殖されたものをコストコが輸入。皮、骨をトリミングしたフィレ(切り身)が1切れずつ個包装になっています。

ティラピアって?

ティラピア(ナイルティラピア)は、アフリカと中近東が原産の淡水魚(スズキ目カワスズメ科)。聞きなれない名前ですが、第二次世界大戦後の日本では貴重なタンパク源として注目されていました。

ティラピアの仲間は観賞魚としても流通していますが、食用として普及したのは「ナイルティラピア」と呼ばれる種。「イズミダイ」「チカダイ」という呼称で流通していました。

1960年代、タイ王国の食糧事情が難しいことを知った当時の今上天皇がこのティラピアを50匹贈り、養殖を提案。現在では世界的にも広く食されています。

ムニエルの作り方

冷蔵庫での自然解凍が推奨されています。袋に入ったままバットに入れ、冷蔵庫に8~10時間おけば解凍完了。袋から取り出し、ドリップをキッチンペーパーなどで吸い取りましょう。

これをソテー(ムニエル)にしてみます。塩、こしょうを振って白ワインをかけ、10分程度置いてから、キッチンペーパーで水気を取り、小麦粉をまぶして焼きます。

熱したフライパンにオリーブオイルを引いて、バターを溶かし、切り身を投入。4分程度焼いてから、ひっくり返してフタをし、3分程度加熱。これでできあがり。

下処理次第でクセもなく、ふっくら淡白な味わい

お皿に盛り付けたら、フライパンに残ったソースもかけちゃいましょう。レモンを絞って、いただきます!

表面はカリッとしつつも、内側はふんわりとした食感。身がホロホロと崩れていき、淡泊ながらもじんわりとうまみが広がってきます。

バターのコクとシーズニングの味付けで、十分に満足感を得られますね~。ティラピアはくさみがあるとも聞きますが、今回のソテーではほぼ気になりませんでした。

白ワインによる下処理や、レモンを絞りかけたりするのが効果的だったようです(これを省くと、わりと水草のようなにおいがするとかしないとか……)

和風の煮付けはあまり合わないかも?

こちらは山椒醤油で煮付けにしたものです。

脂が少ないためか、パサッとした口当たりで、あまりジューシーに仕上がりませんでした。また、タレが中まで染みていなかったためか、魚くささもちょっと気になります。

和風の煮付けには向いていないかな?

*    *    *

『ティラピア切り身』は、骨や皮を取ってあるので、解凍したらそのまま使えて便利です。オススメはソテーですね。ふんわりジューシーに仕上がり、おいしくいただけますよ。

カロリーは?

カロリーもチェックしておきましょう。

ただ、『ティラピア切り身』のパッケージには栄養成分表示が記載されていませんでした。『日本食品標準成分表2020年版(八訂)』によると、ナイルティラピアは100gあたり124kcal(たんぱく質 19.8g、脂質 5.3g、炭水化物 0.2g、食塩相当量 0.2g)とのこと。

1切れ(126gと想定)なら156kcalというところ。お召し上がりの際の参考にしてください。

商品の評価と詳細情報

ティラピア切り身 個包装
総合評価
( 4 )
スクロールできます
品番417370
内容量1.13kg
カロリー100gあたり124kcal(たんぱく質 19.8g、脂質 5.3g、炭水化物 0.2g、食塩相当量 0.2g) ※出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
原産国インドネシア
輸入者コストコホールセールジャパン
保存方法-18℃以下で保存
原材料ナイルティラピア
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