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コストコの「48本入りアルカリ乾電池」は買っても大丈夫か? ガチ検証してみたところ……

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ダイソー、イケア、Amazonと各社オリジナルのアルカリ乾電池の性能を検証してきましたが、コストコ製品はどうでしょうか。

コストコではプライベートブランド「カークランドシグネチャー」のラインナップとして、なんと48本セットのアルカリ乾電池が販売されています(たとえ出来が良かったとしても、そんなにいらない……ってレベルの数量?)。改めてコストコ製品の検証データをまとめてみました。

目次

コストコ|KS AA ALKALINE 48 PACK|1,598円

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コストコPBアルカリ乾電池『KS AA ALKALINE 48 PACK』は48本入りの大盛りパック。おそらく中身はデュラセル製ではないかと思われます。結論から言えば、買って問題は無いでしょう。

  • 実測容量は1,647mAh(過去の検証で最高値)
  • 1Ah単価は20.3円(100円ショップ系以外では最安)
  • 60分後電圧は1.102V(上位クラス)

過去に検証した各製品データと比較して実測容量は十分、コスパ、パワーともに上位クラスです。あとは「こんなにたくさん買う必要あるか?」という問題があるくらいでしょうか。使わないまま長期間放置すると液漏れリスクが高まる点は注意しておきたいところです。

検証データまとめ

以下は検証データまとめです。表中は青色のものが『KS AA ALKALINE 48 PACK』、もう一方の『DURACELL 40本パック』は同じくコストコで販売されているデュラセル製アルカリ乾電池です(参考までに)。

放電グラフ

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2.2Ωのセメント抵抗を電池につなげて、終止電圧(電池の寿命となる電圧、アルカリ電池の場合は0.9V)に下がるまでの時間を計測。もっとも長く使える電池はどれかという指標になります。2本ずつ検証し、好結果の値を採用。

実測容量

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1Ahあたりの単価

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60分後電圧

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液漏れについて(ハンダマスターかしま)

アルカリ乾電池のガチ検証で、毎回忘れてはいけないと書いているポイントだが、耐液漏れ性能(液漏れのしにくさ)を気に留めておいてほしい。ボタンを押しても反応しなくなったリモコンの電池蓋を開けたら、グズグズ汁漏れ状態の電池が……という経験はないだろうか?

アルカリ乾電池には蓄電物質から発生するガスを抜くための穴が空けられており、その構造上、液漏れを完全に防ぐことはできない。液漏れの原因には、逆挿し=過負荷、構造物の劣化、封止部品の錆び、保管環境などが挙げられる。耐液漏れ性能は電池の購入判断で重要な指標となるが、液漏れ補償を設定している電池はほとんどないとおり、見極めは難しい。

液漏れ性能についての検証はより専門的な設備がなければ難しく、当サイトの企画で実施することができない。それでも経験的には国産品、格安品どちらの電池であれ、何年も放電したまま放置すれば、必ず液漏れしてしまう。 根本的な予防策としては、機器へのダメージを防ぐためにも「長期間使用しない時は電池を抜いておく」という点を心がけておきたい。

※本企画の検証結果はすべての商品で同様の結果を保証するものではありません。個体差等により結果が異なる可能性を踏まえたうえで、購入する際の一材料として参考にしていただければと思います。

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