会員制スーパー「コストコ(Costco)」の年会費が明日(9月1日)から値上げになります。そんな話題をきっかけに会員になってみようかと考えている人も多いでしょう。でも疑問も多いですよね。会費ってどのくらい? 会員カードって貸し借りできんの? 会員にならなくても入店できる方法があるらしいけど?
そこでコストコの会員(主にゴールドスターメンバー)になるための基本的な知識をまとめてみました。
コストコ会員に関する基本的な知識
会員以外は入店できない
基本的にコストコには会員(会員カードを持つ者)以外は入店できません。
コストコの会員種別は2種類
個人会員「ゴールドスターメンバー」と法人会員「ビジネスメンバー」があります。一般の人はだいたい「ゴールドスターメンバー」になりますね。
年会費が必要
- 個人会員「ゴールドスターメンバー」
- 2016年8月31日までは4,320円(税込)
- 改訂)2016年9月01日以降は4,752円(税込)
- 法人会員「ビジネスメンバー」
- 2016年8月31日までは3,780円(税込)
- 改訂)2016年9月01日以降は4,158円(税込)
更新は1年ごとで、2016年9月1日以降はすべて改訂料金での更新となります。
同伴者数には制限がある
個人会員(ゴールドスターメンバー)カードの場合、1枚につき、会員本人のほか「18才以上なら2名まで」同伴できます。つまり計3人で入店できるわけですね。ちなみに「高校生および18才未満の子どもは何名でも」同伴OKです。
家族カードは作っておくとお得
会員カードを作成する際、「同じ住所に住む18才以上の家族」用カードを1名分のみ無料で作成できます(身分証明書が必要)。個人会員カードと家族カードを合わせれば計6名が入店可能です。ということは、家族カードは作っておいたほうがお得ということですね。
会員カードは貸し借りNG
会員本人からカードだけ借りてコストコ入店……はできません。入店時に係員による顔チェックがあります(会員カードには顔写真が入ってます!)。
会員手続きはネットと店頭で
会員登録手続きは店頭で。事前にインターネットで申込手続きを済ませておき、店頭では基本的に受け取るだけとしておくのがスムーズでしょう。ちなみに店頭では入会と同時にクレジットカードの申し込みを強く促されますので、不要ならはっきりとNOと言いましょう。
会員になると「1日特別ご招待券」がもらえる
会員カード初回作成時に1日限定の会員カード「1日特別ご招待券」(インビテーションカードとも呼ばれます)が1枚だけもらえます。コストコを利用してみたい友人などにあげるといいでしょう。ただし、本券で入場して買い物をすると、会計時に5%の上乗せ料金が発生しますのでご注意を。雑誌やチラシの付録として、同様の効力を持つ「ワンデーパス」もあります。
転売された「1日特別ご招待券」は使えない可能性
年会費を払わずにコストコを利用する方法として、オークションサイトなどで「1日特別ご招待券」を落札する手がありますが、現在コストコではインビテーションカードやワンデーパスの転売を禁止しています。利用時には入手先を確認し、「不正品と思われる場合には使用禁止」となる場合もあるそうです。だいぶ厳しくなっていますね。
個別会計はできない
複数の同伴者がいる場合でも会計は会員本人がまとめて行ないます。割り勘精算は買い物の後でどうぞ。
会計に使えるクレジットカード会社には制限がある
決済に利用できるクレジットカードは「MasterCard(MasterCard)」のみ。2018年1月まではアメリカン・エキスプレス・カードも使えましたが、同年2月以降は使用不可能となりました。コストコの会計は高額になりがちなので、クレジットカードを持っていない場合は、ちゃんと現金を用意しておきましょう。各店(コストコでは「倉庫店」と呼びます)にはATMが設置されていますよ。
※本項目は2018年3月28日に更新
会員カードを忘れた場合は仮会員証を発行できる
もし会員カードを忘れてしまった場合は、メンバーシップカウンターで仮会員証の発行を依頼すれば入店可能です(1日限り)。ただし、発行には身分証明書は必要ですよ。
会員カードを紛失した場合は無料で再発行できる
会員カード紛失時の再発行手数料は無料。メンバーシップカウンターで手続きをしましょう。もちろん、身分証明書は必要ですね。
コストコ仲間を作るといいかも
以上、コストコに関する初歩的知識まとめでした。フードコートでの食事、入店だけは可能な方法などをまとめた記事もあるので、興味ある方はご覧ください。
余談。初めてコストコに行くと商品ごとのボリュームに圧倒されるかと思います。たとえば、食材などは1家族でも消費しきれない量……いったいみんなどうしてるの?
どうやらコストコ強者たちは数家族でまとめ買いしたりするそうな。量が多いので、購入後に数家族で取り分けて会計を割り勘。ふむ。コストコを賢く利用するコツは、コストコ仲間を作ることにあるかもしれませんね。